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エボラ出血熱 治療薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)」 富士フイルム [報道]

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インフルエンザ治療薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)」を増産


 朝日新聞の報道によると、富士フイルムエボラ出血熱に感染した患者に緊急的に使われているインフルエンザ治療薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)」を増産すると発表した。 感染がさらに広がった場合に備えて、約30万人分を追加生産するという。


 
 

(TBSニュースより)

 アビガンは富士フイルム傘下の富山化学工業が開発し、日本では3月にインフルエンザの薬として承認されている。エボラ熱では未承認薬だが、世界保健機関(WHO)がエボラ熱にも効く可能性があるとして患者への投与を容認した。

 9月以降にフランスドイツなど欧州4カ国で患者に投与され、このうちフランス人の女性1人が退院した。生産は11月半ばから富山市内の工場で始める。

 アフリカ西部のギニアで、同じ11月半ばにエボラ熱患者に対するアビガンの臨床試験が始まる予定で、富士フイルムは錠剤を現地の患者に無償で提供する。

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「アビガン(一般名:ファビピラビル)」って?

 「アビガン(一般名:ファビピラビル)」は、そもそも、インフルエンザの特効薬として開発された薬である。従来のタミフルを初めとするインフルエンザ特効薬、つまり、抗インフルエンザ薬は、ご存じのように副作用の心配が大きく、服用に注意が必要であった。

 インフルエンザウイルスは、感染した細胞内で遺伝子を複製し、増殖、放出することで他の細胞に感染を拡大するという。従来の抗インフルエンザウイルス薬は、このうちの放出を抑制することのよって治療させようとするものであった。これに対し、アビガンは遺伝子の複製を阻止することで、治療させるという全くメカニズムが異なっている。

 このメカニズムを採用することで、インフルエンザに対する効果だけでなく、副作用が無いことが分かっており、抗インフルエンザウイルス薬として、最も期待されている。

 今回のエボラウイルスが、異常な広がりを見せる中で、エボラウイルスがインフルエンザウイルスに似た特徴を持っていることが、発見された。複数の抗インフルエンザウイルス薬を試験的に投与している中で、抗エボラウイルス薬として、もっとも効果があるだけでなく、増産体制も最も整っていることで、世界的なパンデミックを抑える切り札として、期待されている。




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